蘇州の初日：ちょっと江蘇省と浙江省の子供たちがなぜ北京に出稼ぎに行かないのか、少し理解できました

北京から蘇州に向かう高速度鉄道の車内で、窓の外に力強い求人情報を見ました。「自宅でも高給を得られるなら、なぜ遠くの異郷に出かける必要があるのか」という内容でした（大体こんな意味で、当時写真を撮らなかったのです）。

地下鉄を降りてホテルに向かう途中、再びより直感的に北方との違いを感じました。

何十回も「この天気が本当に心地良い」「空気がとても潤っている」と感嘆しました。まったく乾燥しておらず、埃もなく、強い風もないので、顔が一気に若々しく感じました。北方に慣れていて、北方の乾燥した気候の方が南方の湿気の多い気候よりも良いと思っていた私ですが、再び江南にいることでその考えが揺らぎました。南方の同僚が言う「北京はとても乾燥していて、我慢できずに故郷に帰った」ということが、甘えや「口実」ではないことも理解しました。

道中、たくさんの老人が道端に座っていて、おしゃべりしたり、体を鍛えたり、散歩したりしているのを見ました。彼らが一年のうちで長い期間、アウトドアに適した気候があり、家を出ると小さな橋と流れがあり、大通りの端に座っても埃を吸わなくて良いことが羨ましいです。

夜間に網師園を散策してから、平江路までぶらぶらと歩きました。道はとてもきれいで、歩道は車道と同じくらい広く、地元の人や観光客が犬を連れて散歩している姿をたくさん見かけました。すべてがとてものんびりとしていて、繊細です。

思わず、この時北京にいたら、私はマスクをして行き交う人の中を急いで歩くだろうと比較しました。なぜなら、春の風が強すぎて、埃を吸う心配があるからです。

私はずっと北京の気候にとても適応していました。なぜなら、私の故郷は北京よりも更に厳しいからです。北京の霧がひどかった数年間、他の人が逃げ出して故郷での発展を考えていたのに、私は幸い自分が故郷にいないことを思っていました。

これはまさに山の豚が上等な米を食べたことがないから、南方の子供たちが北京に出稼ぎに行ったときに感じる落差感や抵抗感、違和感がないということです。

蘇州はとても良いところです。あまり深く愛さないようにしたいです。でないと、蘇州に出稼ぎに行くかもしれません（冗談です）。

再び北漂（北京に出稼ぎに行くこと）の哲学的な道理が証明されました。北京は人の幸福感を高める都市です。なぜなら、北京に滞在した後、どの都市に行っても、幸せを感じるようになるからです。